こんにちは、ゆゆゆです。
「総統府って、観光客でも中に入れるんだろうか」——台北の地図を見ながら、わたしが気になっていたのがここでした。国の中枢ですから、外から眺めるだけだと思っていたんです。
結論から言うと、入れました。しかも無料で、予約もいりませんでした。並んだのは10分ほどです。
ただ、中身は思っていたのと違いました。そこも正直に書きます。行ったのは2026年5月4日(月)の午前11時15分ごろ。日本はゴールデンウィークですが、台湾では平日です。
結論:平日なら予約なし・無料で入れます
- 入場は無料。予約もいりません(平日の午前のみ)
- パスポートが必要です。受付で見せました
- 空港のような荷物検査があります。並んだのは10分ほど
- 写真は基本OK。撮影禁止の場所には掲示が出ていて、係の人も教えてくれます
- 滞在は1時間15分ほど。建物と中庭は、それだけの価値がありました
- 音声ガイドが無料で借りられます。わたしたちは知らずに借りませんでした
- 土曜の開放日は、見られる範囲が広いです。日程が合うなら土曜がおすすめ
- 正直なところ、展示の中身は期待と違いました。理由はあとで書きます

① 入り方:並んで10分、パスポートと荷物検査だけ
わたしたちは迪化街からタクシーで向かい、11時すぎに到着しました。
ここで間違えやすいのが入口です。総統府は大きな建物ですが、参観に使えるのは「3号門」だけ。寶慶路と博愛路がぶつかる角にあります。ほかの門からは入れません。
MRT(地下鉄)なら西門駅の3番出口か、台大醫院駅の1番出口から歩けます。西門町に泊まっているなら、西門駅から歩いて行ける距離です。
入口に列ができていて、そこに並びます。待ったのは10分ほどでした。順番が来たら、こういう流れです。
- 受付でパスポートを見せる
- 荷物検査を受ける(空港の保安検査と同じような感じです)
- そのまま中へ。お金は一切かかりません
ここで大事なのが時間です。平日の見学は9:00〜12:00で、最終入場は11:30。わたしたちが入ったのは11時15分ごろで、正直かなりギリギリでした。
平日は午前中しか入れません。ここだけは、旅行の予定を組むときに気をつけてください。
ただし、月に何回か、土曜日にも開いている日があります。土曜は9:00〜16:00と時間が長いので、平日に予定が入っている人はこちらを狙う手もあります。開く土曜日は年ごとに決まっているので、公式サイトで確認してください。
| 見学できる日 | 平日(月〜金)と、指定された土曜日 ※休みの日もあります |
| 時間 | 平日9:00〜12:00(最終入場11:30)/土曜9:00〜16:00 |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | 不要(15人以上の団体は要予約) |
| 持ち物 | パスポート(必須) |
| ガイドツアー | 平日9:30と10:30/土曜はこれに13:30と14:30(各30人まで) |
※2026年5月に行ったときの情報に、総統府の公式サイトの案内を合わせています。見学できない日もあるので、行く前に必ず公式サイトで日程を確認してください。
音声ガイドを借りればよかった、と後で思いました
ここはわたしたちが使っていない話です。この記事を書くために調べていて、あとから知りました。
総統府では、音声ガイド機を1人1台まで、無料で貸してもらえます。パスポートなどの身分証を受付で見せるだけ。お金はかかりません(イヤホンをつけて聞くのが決まりです)。
わたしたちは、これを知らずに入りました。展示の説明は中国語と英語が中心だったので、結局、読めないまま通り過ぎた展示がいくつもあります。
このあと「展示は期待と違った」と書きますが、音声ガイドを借りていれば、感想は変わっていたかもしれません。ここは正直に、わたしの準備不足でした。
人の説明で聞きたい人には、ボランティアによるガイドツアーもあります。平日は9:30と10:30の2回、その場で並んで参加する形です(各30人まで)。
ひとつ注意があります。音声ガイドに日本語があるかどうかは、公式サイトに書かれていません。わたしも確認できませんでした。中国語と英語だけの可能性もあります。気になる方は、総統府の問い合わせ窓口(02-2320-6921)で確認してみてください。
※音声ガイドとガイドツアーの情報は、総統府の公式サイトの案内にもとづきます。
平日と土曜で、見られる範囲が違います
ここは、知らずに行くと損をするところです。
平日と土曜で、入れる場所が違います。土曜のほうが、ずっと広く見られます。
| いつ行くか | 入れる場所 |
|---|---|
| 平日(月〜金) | 1階の展示室と回廊 |
| 指定の土曜日 | 1階の展示室と回廊に加えて、正面玄関・敞廳・大礼堂・南北の中庭 |
わたしたちが行ったのは平日なので、見たのは1階の展示室と回廊だけです。中庭も、回廊から眺める形でした。
土曜の開放は月に1回ほどで、日にちは年ごとに決まっています。時間も9:00〜16:00と長めです。
「せっかく行くなら中まで見たい」という人は、土曜の開放日に合わせるのがおすすめです。旅行の日程が決まったら、公式サイトでその月の開放日を確認してみてください。
② 建物そのものが、いちばんの見どころでした
中に入って最初に思ったのが、「建物が古い」ということでした。いい意味で、です。
この建物は1919年に完成した、日本統治時代の「台湾総督府」。中央の塔は高さ60メートルで、完成した当時は台湾でいちばん高い建物でした。100年以上前の建物が、いまも国の中枢として使われています。

この建物には、もう1つ知っておくと見え方が変わる話があります。
1945年5月の台北大空襲で、この建物は爆撃を受けています。正面の左側は大きく壊れました。それでも建物の本体は無事で、修復されたあとも、そのまま使われ続けています。
いま目の前にある赤レンガの壁は、空襲を耐えて、100年以上そこに立っているということです。そう思って見上げると、ただの古い建物ではなくなります。
廊下も階段も、当時のまま。「歴史の中を歩いている」という感覚が、いちばんの収穫でした。
③ 正直に書きます。展示は期待と違いました
ここは、行く前に知っておいてほしいところです。
わたしは「日本統治時代のことが詳しく展示されているんだろう」と思って入りました。日本が建てた建物ですから、そこが中心だろう、と。

でも実際は、台湾そのものの歩みと、欧米との関わりが中心でした。日本統治時代の話もありますが、思っていたほどの分量ではありません。
考えてみれば当然で、ここは「台湾という国の建物」です。日本人向けの歴史館ではありません。
なので、「日本統治時代の資料を見たい」という目的で行くと、肩透かしを食らいます。そこだけは先に知っておいてください。建物そのものを見に行く、と思って入るのがちょうどいいです。
④ いちばん良かったのは、外から見えない中庭でした
見学ルートの途中に、建物にかこまれた中庭があります。ここが、いちばん印象に残りました。

外から見る総統府は赤レンガですが、中庭に面した壁は白。まったく印象が違います。

生垣がきれいに刈り込まれていて、レンガ敷きの小道が通っています。役所というより、静かな庭園でした。見上げると、外から見たあの塔が、白い壁の向こうに立っています。
そして、ほとんど人がいません。同じ時間に入った人たちは展示室のほうにいるので、ここだけ時間が止まったように静かでした。
ここは中に入った人しか見られません。無料でこの場所に立てるなら、並ぶ価値はあると思いました。
⑤ 行く前に知っておきたいこと
- パスポートは絶対に持っていく。忘れると入れません。ホテルの金庫に置いてきた、では終わりです
- 平日なら午前中に行く。最終入場は11:30です。午後に予定を入れるなら、ここを先にしてください
- 大きな荷物は持ち込めません。スーツケースや大きなリュックは不可。手ぶらに近い格好で行ってください
- 写真は撮れますが、ビデオカメラは持ち込めません。禁止の場所は掲示に従ってください
- 入口は「3号門」だけ(寶慶路と博愛路の角)。ほかの門からは入れません
- 食べ物・飲み物、ガムも持ち込み不可。服装もきちんとした格好で
行き方は、わたしたちは迪化街からタクシーでした。MRTなら西門駅(3番出口)か台大醫院駅(1番出口)です。
まとめ:建物を見に行くつもりなら、行く価値があります
展示の中身は期待と違いましたが、100年前の建物の中を、無料で歩けたことには満足しています。とくに中庭は、ここでしか見られません。
「台北で午前中に行く場所を探している」という人には、おすすめできます。ただしパスポートだけは忘れずに。
わたしたちはこの日、午前中に迪化街を回ってから総統府へ来ました。その午前のルートは、こちらにまとめています。
そして午後は台北101へ。チケットの買い方で失敗した話は、こちらです。
3泊4日ぜんぶの日程と、かかったお金の総額は、こちらにまとめています。
それでは、次の記事で。ゆゆゆでした。



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