こんにちは、ゆゆゆです。
「海外でもスマホをかざすだけで払えるの?」
「設定とか、面倒じゃない?」
日本ではもうタッチ決済が当たり前になりましたが、海外でも同じように使えるのかは、行く前に気になるところだと思います。
先に結論から言うと——台湾では、日本とまったく同じように使えました。
3泊4日の旅行中、財布からクレジットカードを一度も出していません。すべてiPhoneをかざすだけで済みました。
結論:台湾でタッチ決済は、日本と同じように使えました
使ったのはiPhoneに登録した2枚のクレジットカード(三井住友カード(NL)と楽天カード)。日本で使うときと、操作も感覚もまったく同じでした。
- レジで自分でかざすだけ
- 暗証番号もサインも不要
- 反応しなかったことは一度もなし
「海外だから何か違うのかな」と身構えていましたが、拍子抜けするほど普通でした。
使ったのはスマホだけ。物理カードは一度も出していません
念のためカード本体も財布に入れて持っていきましたが、結局、旅行中に一度も取り出しませんでした。
iPhoneのWalletには、この2枚を入れていました。


台北101の展望台チケットも、スターバックスも、コンビニも、おみやげ屋さんも、すべてiPhoneをかざすだけ。
ちなみに台北101は楽天カード、おみやげのコーヒーは三井住友カード(NL)で払いました。どちらもiPhoneに登録してあるので、アプリで選ぶだけ。使い勝手に違いはありませんでした。
店員さんに端末を渡されて自分でかざす流れで、これも日本と同じです。「カードを渡して待つ」という場面がありませんでした。
出国前にやった設定は、実は「ゼロ」でした
ここは正直に書きます。わたしは出国前、タッチ決済のために何も設定していません。
理由は単純で、使ったカードを2〜3年前からiPhoneに登録していたからです。日本で普段使っているものを、そのまま持っていっただけでした。
なので、これから行く人が確認すべきことは1つだけです。
- 普段からスマホでタッチ決済を使っているか
使っているなら、特別な準備はいりません。そのまま行って大丈夫です。
もし「カードは持っているけどスマホには登録していない」という方は、出国前に登録を済ませて、日本で一度使ってみることをおすすめします。慣れない土地で初挑戦するより安心です。
注意点:支払った瞬間、いくらなのか分かりません
ここが、今回いちばん気になった点です。
タッチ決済は速くて便利なのですが、その場では「何円払ったのか」が分かりません。表示されるのは台湾ドルの金額だけで、日本円への換算レートは後日わかる仕組みだからです。
「今のレート、損してないかな…」と、正直ずっとモヤモヤしていました。
帰国後、明細で答え合わせをしました
実際の明細を見て、レートを計算してみました。
| 支払い方法 | 金額 | レート |
|---|---|---|
| タッチ決済(カード) | 900台湾ドル → 4,652円 | 1元 = 約5.17円 |
| 現金(日本円で支払ったお店) | 1,600台湾ドル → 8,000円 | 1元 = 5.00円 |
結果、カードのレートは1元あたり約5.17円でした。
ちなみに、あるお店で日本円の現金をそのまま使わせてもらったときのレートは1元=5.00円。同じ1,600元を払うと、カードのほうが約270円高い計算になります。
ただ、これはお店が独自に決めたレートとの比較です。両替所を使えばもっと差が出ることもありますし、大金を持ち歩かずに済む安心感を考えると、この程度の差は許容範囲だと感じました。
内訳:4,652円のうち、163円は「手数料」でした
そもそも、なぜ1元=5.17円になるのか。気になって調べました。
答えは「海外事務手数料」でした。海外で買い物をすると、為替レートとは別に手数料が上乗せされる仕組みになっています。
三井住友カードの場合、この手数料は3.63%(税込)です(2024年11月1日以降に到着した売上分から)。
この率で、さきほどの4,652円を分解するとこうなります。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 900台湾ドルの支払い分 | 約4,489円(1元=約4.99円) |
| 海外事務手数料 3.63% | 約163円 |
| 実際の請求額 | 4,652円 |
「1元=5.17円は高いのでは」とモヤモヤしていましたが、手数料を除けば1元=約4.99円。当時の水準として、極端に不利なレートではありませんでした。
モヤモヤの正体は為替ではなく手数料だった、というのが答えです。
楽天カードも調べたら、同じ3.63%でした
「手数料の安いカードに変えれば得するのでは」と思い、台北101の支払いに使った楽天カードも調べてみました。
結果は同じ3.63%(税込)でした(2025年3月1日から)。
つまりわたしの手持ち2枚は、どちらで払っても差が出ません。カードによって率が違うこともあるようなので、気になる方は手持ちのカードの公式サイトで確認してみてください。ただ、数百円のために持っていくカードを選び直すほどの差にはなりにくいというのが実感です。
そして、これは帰国後に知ったのですが——適用されたレートは、明細にそのまま印字されています。
わたしの明細には「900.00 TWD 5.1697」「1,960.000 変換レート 5.167円」と書かれていました。推測しなくても、後から正確な数字が分かります。
お店ごとにレートが微妙に違いました
せっかくなので、楽天カードの明細に載っていた台湾での支払いを全部並べてみます。
| 日付 | 支払った場所 | 現地通貨 | レート | 請求額 |
|---|---|---|---|---|
| 5/2 | ファミリーマート | 160 TWD | 5.169 | 827円 |
| 5/3 | 台湾鉄道(自強号) | 286 TWD | 5.168 | 1,478円 |
| 5/3 | 九份のお茶 | 1,000 TWD | 5.166 | 5,166円 |
| 5/3 | ファミリーマート | 52 TWD | 5.154 | 268円 |
| 5/4 | 台北101の展望台 | 1,960 TWD | 5.167 | 10,126円 |
| 5/4 | スターバックス | 460 TWD | 5.166 | 2,376円 |
| 5/4 | おみやげ | 840 TWD | 5.166 | 4,339円 |
5.154から5.169まで、お店ごとに少しずつ違います。これは決済がカード会社に届いた日によって基準レートが動くためで、自分では選べません。
いちばん低い5.154といちばん高い5.169の差は、1,000元使って15円。気にするだけ無駄でした。
2枚の明細を、実際に並べてみました
せっかく2枚使ったので、それぞれの請求額を分解して並べてみます。
| 三井住友カード(NL) | 楽天カード | |
|---|---|---|
| 支払った場所 | 迪化街のコーヒー屋さん | 台北101の展望台 |
| 現地通貨 | 900 TWD | 1,960 TWD |
| 明細に印字されたレート | 5.1697 | 5.167 |
| 請求額 | 4,652円 | 10,126円 |
| うち海外事務手数料(3.63%) | 約163円 | 約355円 |
| 手数料を除いた分 | 約4,489円 | 約9,771円 |
※明細に手数料が別立てで載るわけではありません。レートに溶け込む形で請求されるので、上の金額は請求額から3.63%を逆算したものです。
率が同じなので、当然ですが2枚のあいだに有利・不利はありません。金額が大きいほど手数料も比例して増えるだけです。
ちなみに、今回の旅行で現地でのカード払いは合計29,232円でした。同じように計算すると——
- このうち約1,024円が海外事務手数料
- 1日あたりにすると、約250円
ちなみにこの1,024円は、台北から瑞芳まで乗った特急券(大人2枚で1,478円)より安い金額です。
「手数料3.63%」と聞くと身構えますが、実際の金額に直すとこの程度です。現金を多めに持ち歩くリスクと比べて、どちらを取るか。わたしはカードで払うほうを選びます。
結局、どうすればいいのか
わたしの結論はこうです。
- レートは支払い時点では確認できない。これは受け入れるしかない
- ただし極端に不利なレートではなかった
- 気にしすぎるより、使える場面で使うほうが快適
「1円単位で最安を追う」なら現金両替を突き詰めることになりますが、旅行の快適さとのバランスで考えると、カードで十分だと思います。
使ったカードについて:三井住友カード(NL)
正直に言うと、このカードを選んで台湾に行ったわけではありません。普段使っているものを、そのまま持っていっただけです。
ただ、結果的に海外と相性が良かったので、良かった点と気になった点を残しておきます。
海外で良かったと感じた点
- 券面にカード番号が印字されていない(ナンバーレス)。万一落としても、番号を見られる心配がありません
- タッチ決済がそのまま使えた。申請も設定も不要でした
- 年会費が永年無料。海外に年1回しか行かなくても、持っているだけで損はしません
気をつける点(ここは正直に書きます)
- 海外旅行傷害保険は「利用付帯」です。最高2,000万円と書かれていますが、事前に旅費などをこのカードで支払っていることが前提。持っているだけでは適用されません
- ショッピング補償はありません
- 通常のポイントは200円(税込)につき1ポイント。よく見かける「7%還元」は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使った場合の条件付きです
- 海外事務手数料3.63%は、このカードでもかかります(前述のとおり)
「利用付帯」の意味を、ちゃんと知っておいてください
ここはいちばん誤解が多いところなので、少し丁寧に書きます。
「年会費無料なのに海外旅行保険が最高2,000万円」——こう紹介されているのをよく見ます。間違いではありませんが、大事な条件が抜けています。
公式サイトには、こう書かれています。
「事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。」
(三井住友カード公式サイトより)
つまり「カードを持っているだけ」では保険は使えません。航空券などの旅費を、そのカードで支払っている必要があります。これを「利用付帯」と呼びます。
知らないまま渡航して、実質的に無保険だった——ということが起こりうる仕組みです。
わたしの場合はどうだったか
帰国後に明細を見返したところ、航空券とホテルは、どちらもこのカードで支払っていました。条件には当てはまっていたようです。
ただし、正直に書きます。今回、保険を使う場面はありませんでした。実際に請求したわけではないので、「確実に適用された」とは言えません。保険の使い勝手についても、体験として書けることがありません。
条件は改定されることもあります。渡航前に、必ず公式サイトかカード会社でご自身の状況を確認してください。「たぶん大丈夫だろう」がいちばん危ないと思います。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 家族カード年会費 | 永年無料 |
| 申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
| ポイント | 200円(税込)につき1ポイント(Vポイント) |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| ショッピング補償 | なし |
| 総利用枠 | 〜100万円 |
| 海外事務処理手数料 | 3.63%(税込) |
※2026年9月時点、三井住友カード公式サイトの記載にもとづきます。ポイントは交換方法によって1ポイント=1円相当にならない場合があります。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。
向いていると思う人/物足りないかもしれない人
向いていると思います
- 普段からスマホでタッチ決済を使っている
- 年会費を払いたくない
- 海外で物理カードを財布から出したくない
物足りないかもしれません
- 旅費を別のカードで払う予定がある(保険が適用されません)
- 普段使いのポイント還元率そのものを重視している
- 買った商品の補償を重視している
まとめ:普段スマホで払っている人は、そのまま行って大丈夫
台湾でのタッチ決済、結論はこうです。
- 日本とまったく同じ操作で使えた
- 暗証番号もサインも不要。自分でかざすだけ
- 反応しなかったことは一度もなし
- 物理カードは一度も出さなかった
- 出国前の特別な設定は不要(普段使っていれば)
- レートは支払い時点では分からない。今回は1元=約5.17円だった
- そのうち約163円は海外事務手数料(3.63%)。手数料を除けば1元=約4.99円だった
- 旅行中の現地カード払い29,232円のうち、手数料は約1,024円。身構えるほどの額ではなかった
「海外だから何か違うのでは」という心配は、少なくとも台湾に関しては不要でした。
ただし——タッチ決済が使える場所は、限られています。
台北101やスターバックスでは問題なく使えましたが、夜市やタクシーは現金オンリーでした。「カード使えます」と書いてあったお店で断られたこともあります。
どこで使えて、どこで現金が必要だったか。実際にいくら使ったかも含めて、こちらの記事にまとめました。
この旅で事前に予約したものと、その金額はこちらにまとめています。
九份の茶坊でも、おみやげのお茶はカードで買えました。九份の記録はこちらです。
それでは、良い台湾旅行を。ゆゆゆでした。



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